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水稲の収穫について

2017年9月10日 更新

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実りの秋の到来です!ということで今月は、水稲中生晩生品種の収穫管理についてお話します。

8月下旬から9月上旬にかけて、水稲中生品種(ヒノヒカリ、にこまる)、晩生品種(朝日、アケボノ)は出穂期を迎えます。収穫まであとわずか、適切な管理を心がけましょう。

28年産に見る!収穫時の注意

岡山県における平成28年産水稲の作柄は、もみ数が梅雨期の日照不足により「やや少ない」となりましたが、登熟が8月の好天により「やや良」となりました。このため、収量は作柄の悪かった前年産(作況指数94)に比べ、作況指数101の「平年並み」となりました。

JA倉敷かさやが検査を行った28年産米について、「等級別割合」、「格付理由別割合」を図1、図2に示します。1等米比率は70.5%と、前年産の65%よりも高い結果でした。一方、2等および3等、規格外に格付された理由として、最も多かったのが「整粒不足」、ついで「着色」となりました。。

図.1 28年産米 等級別割合

表4

着色粒

等級低下の主な格付理由として「着色粒」の発生が挙げられます。この原因の大部分はカメムシ類の吸害です。これは早生品種で多く被害が見られますが、その他の品種でも、周囲が牧草地や休耕地等の水田では特に注意が必要です。毎年発生が多い圃場では、穂揃い期とその7日後の二回防除を徹底しましょう。

また、刈取り後の玄米をすぐに乾燥調製せず放置していると「発酵米」の原因となります。玄米が高水分で発酵し、シミのような跡ができるため、着色となり等級が低下します。収穫後は直ちに乾燥調製を行いましょう。

図.1 28年産米 2等以下の主な格付理由

表4

収穫適期

刈り急ぎは青未熟粒を、刈り遅れは胴割粒を発生させる原因となります。表1を目安に、収穫適期を見極め、計画的な作業を行いましょう。

表.1 収穫時期の目安

品種 出穂後日数 出穂後積算温度 青味籾率
ヒノヒカリ 38~45 日 950~1,100℃ 5~20%
朝日、アケボノ 40~50 日 900~1,000℃ 3~15%

コンタミ防止

複数の品種を作付される場合は、刈り間違えやコンバインの清掃不足による異品種混入が発生しないように注意しましょう。特に、もち米にうるち米が混入する事例が県内で多く発生していますので、必ずコンタミのないよう注意して収穫・乾燥調製作業を行いましょう。

目指せ1等米! 高温障害を防ぐポイント

登熟期の高温の影響による白未熟粒の発生は、品質低下の大きな要因!本年産も、7月以降平年気温より高くなることが予想されているから、注意が必要だよ!

《高温障害に対する対策》

  • 面積当たりの籾数が増えすぎると、乳白粒が発生する傾向が。過繁茂の場合は1回目の穂肥を減らすか、施用時期を遅らせて籾数を抑える。
  • 背白粒や基部未熟粒は、登熟後半の肥切れにより発生が助長される。基肥一発型の場合でも、幼穂形成期以降の葉色低下・下葉の枯上りが極端に見られた場合は追肥を行う。
  • 穂ばらみ期~出穂期は湛水を保ち、それ以外は間断かんがいで根の活力を維持する。出穂期以降に高温が続く場合は、かけ流しや夜間かん水等を行い地温を下げる。
  • 落水が早すぎると玄米品質低下の要因に。落水時期は出穂30~35日以降を目安とする。

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