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肥料の基礎知識

2017年8月10日 更新

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厳しい暑さが続く中、春に植えた野菜も収穫を終え、畑がすっきりしてきた頃。秋播き野菜の準備を始める時期です!今月は、「肥料」についてお話しします。秋作の土づくりの参考にしてみてください。

1.肥料とは

そもそも「肥料」とはなんでしょう?肥料とは、「作物の生育に必要な養分を供給するもの」です。

作物が育つには様々な養分が必要で、主に必要なものから順に「三要素」「中量要素」「微量要素」と呼ばれます(表1)。野菜によって必要な養分は異なり、多ければ良く育つというものではありません。必要な時期に適切な量を施すことが、施肥のポイントです。表1にそれぞれの要素とその役割を紹介するので、参考にしてみて下さい。

表1 肥料の各要素とその働き

表1

2.肥料の種類

肥料には大きく分けて「化学肥料」と「有機質肥料」の2種類があります。

化学肥料は肥効が早く各要素の成分量がはっきりしていて、使いやすいのがメリット。有機質肥料はゆっくりと効き、土を豊かにします。化学肥料ばかりだと土が固くなり、有機質肥料は成分が一定でなく調節が難しいので、それぞれを組み合わせて使うのが効果的。表2を参考に、主な肥料の種類とその特性について知りながら、それぞれを組み合わせて使いましょう。

表2 肥料の種類とその特性

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3.肥料の使い方

肥料には元肥と追肥の二つの使い方があり、それぞれの量は作物によって異なります。表3を参考に、作物に合った施肥をしましょう。また、肥料を最も有効に使うため、ポイントを押さえて上手な施肥を行いましょう。

表3 野菜のタイプ別 肥料の効かせ方

表3

《施肥のポイント》

  • 砂地の圃場では、肥料の保ちが悪く障害が出やすいので、一度に施用する量を少なめにし、追肥の回数を多くしましょう。
  • 土壌が乾いていると肥料を吸収し難く根を痛めやすいので、十分に湿らせてから施しましょう。
  • 追肥は、茎葉が広がった先端の真下に施すようにし、徐々に株から離していきましょう。

4.肥料の使い方

作物がよく育つためには、保水性・排水性・通気性の良い土づくりをし、作物が根をしっかり伸ばし水分と養分を吸収できるようにすることが大切です。土壌改良資材を活用し、土壌の物理性の改善に役立てましょう(表4)。これら土壌改良資材には、肥料分はほとんど含まれていないので、堆肥・化成肥料と併用して施用しましょう。

表4 主な土壌改良資材とその特徴

表4

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