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大豆の収穫・乾燥

2018年10月10日 更新

いよいよ秋も深まってきました。

稲刈りがひと段落したら、大豆の収穫時期がやってきます。今月は大豆の収穫・乾燥作業についてお話します。

白大豆の収穫・乾燥

〇収穫適期と時間帯

収穫適期は、茎葉が黄変し、莢が褐色になり、振るとカラカラと音がする頃です。

収穫の目安は(表1)を参考に行いましょう。

収穫作業は、莢水分が低いと莢がはじけやすくなります。収穫ロスを少なくするために、日中は避けて、朝夕に行いましょう。

表1.大豆の収穫適期

〇予備乾燥

収穫した後は、島立て、架干しなどで予備乾燥を行いますが、この時降雨にあうと紫斑粒、カビ粒が発生しやすくなるので注意が必要です。屋内で乾燥を行う他、野外の場合はビニールシートを被せるなどの対策を行いましょう。

〇仕上げ乾燥

仕上げ乾燥は、子実水分15%を目標に行いましょう。高水分の子実を乾燥すると、条件によってはしわ粒、皮切れ粒が発生するため、脱粒後18%を超えるような場合は注意が必要です。

黒大豆の収穫・乾燥

〇収穫適期

葉が70~80%落ち、莢の80~90%が褐色になった頃に行いましょう。

ダニや立枯れなどで落葉が早かったり、すでに枯れているもの、反対に熟期になっても青立ちしている株は処分しましょう。

〇乾燥

地干しや島立て、架干しなどを行い、子実に爪を立てると少し跡が残る程度まで乾燥させましょう。雨天が続くような場合は、土砂の付着やカビ粒などの発生を防ぐため、屋内で乾燥を行う他、野外の場合はビニールシートを被せるなどの対策を行いましょう。

脱粒作業は子実水分16~18%で行い、脱粒後はふるい等で荒ゴミを取り除いた後、仕上げ乾燥としてムシロ等の上で子実水分15%程度になるまで直射日光に当てないように、必ず陰干ししましょう。

※ダイズシストセンチュウの発生に注意

大豆圃場で葉が黄化し、草丈が低く生育不良となる株が多く見られたら、「ダイズシストセンチュウ」が発生している可能性があります。

根に白色のシスト(センチュウ・卵を含む皮袋)がついているのが目印。大豆の生育を停止させ、収量が低下、発生したら土中に残存して長期間生存し、後作の発生源にもなります。

《防除・対策》

  • 〇圃場に感染症株がまだ少ない場合は、その株を抜き取り、圃場外に持ち出すことで次年度の卵を減らす事ができます。
  • 〇水田転換可能な圃場は、水稲との輪作を行いましょう。畑作を続ける場合は、本虫が寄生しない作物を選びましょう。(対抗植物等で抑制を促し、被害の軽減も見込める実例もあります。)
  • 〇薬剤防除だけでは、シスト内の卵を完全に死滅させることが出来ないので、他の防除対策と組み合わせて実施しましょう。

※水稲転作について

〇大豆の連作を続けると、地力を消耗していきます。水稲との輪作を行い、稲わらを鋤きこむように管理する事で、地力消耗の軽減に繋がります。
また、雑草抑制にも水稲との輪作が効果的です。大豆で発生する畑雑草は、水稲では発生しない為、雑草の個体数を抑える事が可能です。ただし、排水対策が不足していると、湿害の発生による収量の低下に繋がります。
一方水稲栽培では、窒素過多土壌による倒伏・いもち病の発生が多くなる場合もあります。ケイ酸や加里の補給など、管理を行いましょう。

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