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水稲収穫後の管理について

2018年11月09日 更新

 今年の稲作は、7月・8月に平均気温が1℃以上高く、特に豪雨後の7月は2℃以上高くなる日が続きました。日照時間も平年より多くなった一方で、9月に入ると降水量の大幅な増加に伴い、日照時間が平年の6割ほどとなりました。今年は多くの台風が発生し、天候に悩まされた年でした。

 今月は水稲収穫後の管理についてお話したいと思います。

●稲わらのすき込み

 収穫後、しっかり田んぼが乾いた状態で、稲わらをすき込みましょう。稲わらなどの有機物は、土壌微生物の活動を助け、養分を保持する力を強くします。

 また、ツマグロヨコバイやニカメイチュウは、刈り株や稲わらで越冬するので、地中にすき込む事によって越冬源を減らす事が出来ます。

 収穫後速やかに、少なくとも年内には荒起こしを行い、稲わらをしっかり分解させましょう。このとき、石灰窒素を10aあたり20kg施用し、すき込むと、稲わらの分解が促進されます。分解が十分でないと翌年作でガスが溜まりやすくなるので注意が必要です。

●たい肥の施用

 たい肥の種類によって効果等に違いはありますが、一般的には10aあたり1~2tの施用が目安です。ただし、たい肥の多量施肥や、未熟たい肥の施用は水稲の生育障害の原因となることもあるので、注意しましょう。

●土づくり肥料の施用

 肥料で補うことの出来ない養分を補給するため、土壌改良資材を投入しましょう。

 ケイ酸入り資材…登熟が向上し、粒太りが良好になります。また、茎葉を丈夫にするので、倒伏や病害虫に対する抵抗性が高くなる効果も期待できます。

 鉄入り土づくり資材…根腐れを予防し生育後半まで根の活力を保つ効果があります。

●乾田化

 排水の悪い田んぼでは、秋冬期に暗渠・明渠を設け、乾田化に勤めましょう。

●深耕

 深耕すると、硬くなった層を崩し、透水性の改善、地中深くの層に養分を戻し、土を若返らせることなどが期待できます。プラウによる反転耕や、ロータリーによる場合はトラクターの速度を落とし、15~18cmを目標に深耕しましょう。ただし、上層の養分が豊富な土を下層に送り込むことになるので、一度にあまり深くまで耕さず、年2~3cm程度で徐々に目標の深さに近づけましょう。

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