営農情報

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水稲収穫後の管理

2019年11月11日 更新

 今年の稲作は、7月の低日照により、中生品種は茎数がやや少なく推移しました。
 また、9月に入ると気温の高い日が続き、トビイロウンカの増殖を招きました。

●稲わらのすき込み

 収穫後、しっかり田んぼが乾いた状態で、稲わらをすき込みましょう。稲わらなどの有機物は、土壌微生物の活動を助け、養分を保持する力を強くします。

 また、ツマグロヨコバイやニカメイチュウは、切り株や稲わらで越冬するので、地中にすき込む事によって越冬源を減らす事が出来ます。

 収穫後速やかに、少なくとも年内には荒起こしを行い、稲わらをしっかり分解させましょう。この時、石灰窒素を10aあたり20㎏施用し、すき込むと、稲わらの分解が促進されます。稲わらの分解が不十分だと、翌年作でガスが溜まりやすくなるので注意が必要です。

●たい肥の施用

 たい肥の種類によって効果や肥効に違いは有りますが、10aあたり1~2t程度の施用が目安です。ただし、たい肥の多量施肥や、未熟たい肥の施用は水稲の生育障害の原因となる事もあるので注意しましょう。

●土づくり肥料の施用

 肥料で補うことの出来ない養分を補給するため、土壌改良資材を投入しましょう。

 ケイ酸入り資材…登熟が向上し、粒太りが良好になります。また、茎葉を丈夫にするので、倒伏や病害虫に対する抵抗性が高くなる効果も期待できます。

 鉄入り土づくり資材…根腐れを予防し生育後半まで根の活力を保つ効果があります。

●乾田化

 排水の悪い田んぼでは、秋冬期に暗渠・明渠を設け、乾田化に勤めましょう。

●深耕

 深耕すると、硬くなった層を崩し、透水性の改善、地中深くの層に養分を戻し、土を若返らせる事などが期待できます。プラウによる反転耕や、ロータリーによる場合はトラクターの速度を落とし、15~18cmを目標に深耕しましょう。ただし、上層の養分が豊富な土を下層に送り込む事になるので、一度にあまり深くまで耕さず、年2~3cm程度で徐々に目標の深さに近づけましょう。

※「里海米」の取り組み

●「里海米」とは

図 認証ロゴマーク

 JAグループ岡山としてH29年度から取り組んでいる循環環境保全型事業です。

 天然のろ過装置とも言われる牡蠣の殻を、土壌改良資材として施用し、生産された米を「里海米」としてブランド化。(図)
田んぼに施用することで、環境保全の一助にも繋がっております。

●「里海米」の栽培要件

1.指定資材

 里海米の認定を受けるには、指定資材(表)を、作付け前までに規定量以上施用することが必要になります。

表 「里海米」指定資材・規定量と推奨資材

2.農産物検査を受検した米穀

 農産物検査を受検し、原則3等以上に格付けされた米穀が対象になります。

3.品種

 栽培する品種は原則、朝日・アケボノ・コシヒカリ・あきたこまち・きぬむすめ・ヒノヒカリとします。

●特例措置

 里海米の認定に当たっては、(表)の内容を基本としますが、本取組において指定資材を原則2年以上施用している場合で、収量・生育等に問題が生じる可能性があると判断された時には、生産者からJAへの申し出を元に、JA・全農等関係機関で協議の上、資材施用量の見直しを行うことが出来ます。

 水稲収穫後かつ資材施用前にお申し出ください。

●肥料農薬注文書

 肥料・農薬予約注文書の土づくり資材欄では、里マークのマークが目印です。

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