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果樹の植付け

2015年3月10日 更新

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1.植付け時期

果樹にはモモ、ブドウ、ナシ、カキなどの落葉果樹と、ミカンなどの常緑果樹があります。

落葉果樹の植付け時期は、11月中旬から12月中旬の「秋植え」と、3月上旬から4月上旬の「春植え」があります。秋植えの方が一般的に生育が優れますが、冬季の寒さや乾燥が心配される場所では、春植えが良いでしょう。

常緑果樹は3月下旬から4月中旬が植付けの適期です。

2.苗木の準備

苗木が届いたら、すぐにたっぷり水をやり、植付けまで根が乾燥しないように注意します。
植付けの前に、根についた余分な土は洗い流し、根の傷んだ部分を切り戻すと発根が促されます。

接木部分に巻かれたテープをそのままにしておくと、幹が生育する際に食い込んでしまうので、植付け前に必ず取りましょう。

〈生育良好のポイント〉

吸水と仮植え

苗木は根が少なく、乾燥にとても弱いんだ。植付けの前には6時間程度、根を水に浸して十分に吸水させ、直射日光や風に当てないように注意して素早く植付けてね。

すぐに植付けできない場合は、「仮植え」といって、土の中に苗木を一時的に埋めておき、植付けまで保存する方法があるよ!秋に購入した苗木を仮植えして、春に植え付けることもできるんだ。

図1仮植えの方法

図

☆仮植えの方法

日当たりが良く、保水性・通気性の良い圃場を選びます。深さ20cm程度の溝を掘り、水に浸して十分吸水させた苗木を一本ずつ斜めに並べ、細土をまんべんなくかけます。その上からワラやむしろ等をかけて保水と防寒をします。(図1)

3.圃場準備(図2)

植穴は少なくとも1か月前までには準備しておきます。

  • 日当たり、排水性が良く、強風の当たらない場所を選びましょう。
  • 植穴は、たてよこ2m、深さ50cm程度確保します。
  • 排水条件の悪い圃場では、暗きょを設置します。
  • 完熟たい肥20kg程度を掘り上げた土と混ぜ、あらかじめなじませておきます。苦土石灰2〜3kg、熔りん1〜2kgを施用しましょう。

植付けの直前に化成肥料を施用すると、根を痛めることがあるので控えましょう。

排水性や保水性を高めるため、必要であればパーライトやバーミキュライトなども合わせて施用しておきましょう。混和した後は、20〜30cm程度の盛り土にしておきます。

4.植付け(図2)

図2植付けの模式図

図

土づくりとは、土壌の「物理性」「化学性」「生物性」を改善・維持することです(表1)。

  1. 風が弱く晴天の日を選び、苗が乾燥しないよう素早く行いましょう。苗は植付けの前に水につけ、十分吸水させておきます。
  2. 植付けは浅植えにし、接ぎ木部分を地表よりも高くするように位置を決めます。準備しておいた植穴へ、根を四方に広げるようにして置き、根に密着するよう、細かい土をまんべんなくかけます。
  3. 苗の先端部分を切り返します。モモ・カキ・ナシ等は地際から40〜50cmの高さ、カンキツ等の常緑樹は50〜60cm、ブドウは5芽で、将来主枝にする芽の上側を切りましょう。先端の芽が北に向くようにしておくと、将来的に受光体制の良い樹形になります。
  4. 植付けた後はバケツ1〜2杯の水をたっぷりとやり、根と土をよくなじませます。支柱を立て、ヒモを八の字にしてきつくしすぎないように固定しましょう。最後に乾燥防止のため、敷ワラをしいておきます。

〈生育良好のポイント〉

浅植え

果樹の植付けのポイントは浅植えにすること!

浅植えにすることで根腐れを防止したり、根の張りが良くなるんだ。

また接ぎ木した部分が土に埋もれてしまうと、自根から発根して台木の特性が失われしまうから、接ぎ木部分が必ず土から出るように気を付けて植付けよう!

5.植付け後の管理

植付け後、雨が降らない時は月に1〜2回灌水を行いましょう。ただし、雨がある時は灌水を控えます。過剰な灌水は根腐れの原因となるので注意しましょう。

6.果樹植付けの注意点

果樹の中には、自分自身の花粉や同一品種の花粉では受粉できず、実がつきにくいものがあります。ナシ、リンゴ、黄桃、スモモ、ウメなどがそれに該当します。また、モモの一部品種(川中島、おかやま夢白桃など)のように花粉が無いものや、キウイ、ヤマモモなど雌木と雄木の両方を植えなければ実をつけないものもあります。

したがって、これらの品目を植付ける際には、1本または1品種だけ植えるのではなく、2品種以上の苗を混植するようにしましょう。また、違う品種でも組み合わせによっては受粉しにくいものもあるので注意しましょう。

詳しくは、お近くのJAへ!

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