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畑の作付計画について

2019年2月12日 更新

 まだまだ寒さの厳しい時期ですが、暦の上では立春を迎えました。年間の作付計画を立ててみましょう。うまく活用しながら野菜の計画的な作付を行いましょう。

1.作付計画を立てよう

 畑の同じところに同じ作物を育てると、「連作障害」といって病気の発生や収量の低下を招きます。連作障害を避けるためにも、畑の「作付計画」を立て、計画的な作付を行いましょう。

2.連作障害とは

 連作障害の主な原因は、約8割が病害によるもの、残りがセンチュウ等の虫害によるものや、土壌の微量要素欠乏などといわれています。連作障害は野菜によって発生のしやすさが異なります(表)。

 異なる種類の野菜でも、科が同じだと連作障害が起こります。例えば、トマトやピーマンなどのナス科の野菜は、連作することで青枯病、萎ちょう病などの病害が土壌から伝染しやすくなります。また、マメ科の野菜を連作すると「忌地(いやち)現象」といって、根から出る物質により生育が悪くなってしまいます。

表.野菜別連作障害の発生目安

3.連作障害の対策

《輪作》

 連作障害を回避するためには、様々な野菜を組み合わせて一定のサイクルで作付けを行う「輪作」を行うことが有効です。輪作は異なる「科」の野菜を作付けるようにしましょう。

《接木苗、抵抗性品種》

 連作障害の大きな原因である土壌病害に抵抗性を持つ接ぎ木苗や品種を使えば、連作障害を抑えることが出来ます。ただし、完全とは言えないので、輪作と組み合わせて使いましょう。

《土壌消毒》

 病原体のほとんどは60℃以上の温度に耐えることができません。土壌消毒剤も有効ですが、家庭菜園には熱を使った簡単な土壌消毒がおすすめです。

○太陽熱消毒法

 気温の高い夏場にあらかじめ基肥を入れて畝立てをし、まとまった雨が降った後に透明のビニールでしっかりと被覆する。晴天日が1~2週間続けば、病原菌をある程度死滅できる。消毒できるのは表面5cmまで。消毒後土を耕すと効果がなくなるので要注意。

○熱水消毒法

 植穴に熱湯を注ぎ、病原菌や害虫などを死滅させる方法。作業は、苗を植えつける1週間前、土壌の乾いた暖かい日に行いましょう。基肥を入れて畝立てしたら、植付けを行う場所に直径20㎝、深さ3cm程度の穴を掘り、80℃以上の熱水を穴へたっぷり注げば完了。プランターや小さな畑には効果的です。

4.作付計画の立て方

 畑を畝ごとに区分けします。同じ科の野菜は一箇所にまとめると、計画がしやすくなります(図1)。1作終わったら、翌年は1区画ずつずらすなどして、連作を避けるよう毎年計画を立てましょう。連作障害を避けるにはおおむね4~5年の輪作が必要なので、忘れないように記録を残しておくことが重要です。

図1.作付計画の例(4×4mの畑)

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