営農情報

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ぶどう【新梢管理~ホルモン処理~房作り】のポイント

2019年5月10日 更新

1 最終の摘穂(花落とし)

矢掛営農センター山下職員

(1)目的…不要な花穂を残し花穂切り込み作業を減らす。

○使えない花穂を中心に落とします(形が悪い房や先端の極端に弱い貧弱な房)

2 新梢管理

  • (1)ねん枝…新梢の基部を捻ることをねん枝と言います。
     強い枝から順次2~4回に分けて行い、「パキッ」と音がするまで捻ります。
  • (2)誘引
     均等に枝を配置することが最も重要です。
     このときに最終の枝数にします。ピオーネでは5000本/10aが目安です。
     余分な枝はかぎ取りますが、強過ぎる枝もできればかぎ取ります。
  • ピオーネでは20~22cmおきに枝を配置すると良いでしょう。

3 花穂の切り込み

 切り込んだあとの残す長さが大変重要です。ピオーネは開花時に3~3.5cm!

○花穂整形のポイント

 切り込むのは早すぎないように!
 →早いと開花までに伸びてしまうので調整が難しいです。

4 摘芯

(1)目的
①新梢の生育を揃える。
②一時的に生育を抑えて結実を促す。
(2)方法
強い新梢
①誘引時頃に房先6葉程度を残して摘芯します。
②満開7日前に副梢を再度摘芯します。
中庸な新梢
満開7日前~開花始めに房先8葉程度残し摘芯します。
弱い新梢
必要に応じて摘芯、あるいは放任しておきます。
副梢(腋芽)の管理
房から元は2~3枚、房先は1枚で摘芯します。

5 ホルモン処理

  • (1)目的
    種無しにし、粒を大きくするための重要な作業です。
    ここでは、一般的な2回処理する方法を説明します。
    1回目処理
    無核処理
    満開から満開3日後まで(花が先端部まで咲ききってから)
    2回目処理
    肥大処理
    満開から10日~15日後
    • ※いずれも浸漬処理
    • ホルモン処理の濃度・時期は間違えないように
    • ※品種によって異なりますので注意して下さい。
  • (2)2回処理の実際(ピオーネの場合)

    2回処理の実際(ピオーネの場合)

6 房作りと摘房

  • ピオーネにおいて適正な着果量は1.5~1.8t/10a、1房重は500~600gです。これより多くあるいは大きくなると着色が悪くなりやすく、樹勢低下にもつながります。ここでは、適正な房の大きさを目指した房作りを紹介します。
  • 1房重 着房数
    500~600g 1mに6房もしくは3新梢(枝)に2房
  • 1回目ジベレリン処理後に、車の位置がそろった部分を肩部と決める。特に開花前に花穂を3~3.5cmに切り込めなかった場合は3~4段(ブロック)目部分を肩部とするため、早めに切り下げて肩部を作る。
  • 満開後10日後以降に果軸長を5~6cmに調整する際に、先端を切り上げて微調整する。

    房作りと摘房 図1
  • 軸長を決めた後、1回目の粒間引きを行い、内向きの粒、飛び出した粒、傷果、小粒等を落とす。
  • 満開後30日目までに2回目の粒まびきを行い、最終粒数の35粒前後とする。

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