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水耕栽培について

2020年01月10日 更新

 あけましておめでとうございます。今年もアグリメモをよろしくお願い申し上げます。さて、寒さも厳しくなり畑仕事も大変な時期ですね。今月は暖かい室内でも出来る「水耕栽培」についてご紹介します。

〇水耕栽培とは

 水耕栽培の最も大きな特徴は、「土」を使わない事です。土を使わないので、土壌の病害虫発生の心配がありません。また、養分は「土」ではなく「液肥」によって供給します。育てる品目を選べば、手作りの資材でも簡単に野菜を栽培できます。気軽に始めてみてみましょう。

〇準備するもの

 図1に水耕栽培の基本構造を示しています。

《培地》

 植物が成長しても倒れないように、支えの役目を果たします。養分を供給するものでは無いので、色々なもので代用できます。園芸用土壌改良資材のバーミキュライトや、観葉植物によく使われるハイドロボール、スポンジなど、適度な保水力と、根を張る隙間の出来るものを選びましょう。

《溶液》

 市販の水耕栽培専用の溶液を選びましょう。通常の液肥には含まれていない微量要素が入っていて、土壌がなくても植物が育つように養分が配合されています。溶液タイプ、粉タイプとあり、水で薄めて使用します。

《種子》

 水菜やベビーリーフ、サラダ菜、カイワレ大根、ハーブなど、小さめの葉菜が育てやすくおすすめです。

図1 水耕栽培の基本構造
手作り容器で水耕栽培を行ってみよう。

1.ペットボトルでの水耕栽培

ペットボトルでの水耕栽培 準備するもの
  1. ①ペットボトルを上から3分の1~4分の1を目安に、2つにカットします。はじめは500ミリリットルの小さいものを使うのがおすすめです。

    ペットボトルでの水耕栽培 手順1
  2. ②液肥を吸い上げる吸水ひも(フェルトなど)を、ペットボトルの口の部分にセットします。周りに緩衝材(プチプチ)を巻いて固定し、根の通る隙間を作っておきます。

    ペットボトルでの水耕栽培 手順2
  3. ③ペットボトルの上下をセットします。液肥を入れる下のペットボトルの周りにアルミホイルや保温シートを巻いておくと、藻の発生を防ぎ、冬の低温や夏の高温を緩和できます。

    ペットボトルでの水耕栽培 手順3
  4. ④上のペットボトルにお好みの培地を半分くらいまで入れ、少し湿らせて上から種を播きます。発芽率に応じて2~8粒程度播きましょう。種を播いた上から水で湿らします。

    ペットボトルでの水耕栽培 手順4
  5. 下のペットボトルに液肥を入れます(芽が出るまでは水でも可)。液肥は入れすぎに注意し、吸水ヒモが浸かる高さで飲み口との間に空気の層ができるように調整しましょう。
     日当たりのよい窓辺などに置き、芽が出て伸びてきたら培地を足したり、肥料の量を調整しながら栽培しましょう。

    ペットボトルでの水耕栽培 手順5

2.水切りカゴで水耕栽培

水切りカゴで水耕栽培 手順1

 お茶パックにお好みの培地を入れて湿らせ、先ほどの④と同じ要領で種を播きます。水切りカゴの下側へ液肥を入れ、セットすれば完成。

 根が張るまではパックの底が浸かるまで液肥を入れ、培地が湿るように管理しましょう。根が伸びてきたら、根が空気に触れるように少し浅めにしておきます。

 パック1つずつに入れる種を変えたりしても楽しめます。

水切りカゴで水耕栽培 手順1
水切りカゴで水耕栽培 手順1

〇水耕栽培のポイント

 植物の根にも酸素が必要です。根がすべて液肥に浸かってしまうと、酸欠で根腐れを起こしてしまいます。液肥は容器いっぱいにせず、根を極力空気に触れさせるようにしましょう。

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