営農情報

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春ジャガイモの植付けについて

2020年02月10日 更新

 まだまだ寒さの厳しい時期ですが、暦の上では立春を迎えました。季節の変わり目は特に健康管理に注意しましょう。

1.品種の選択

 春ジャガイモは一般的には「新ジャガ」と呼ばれ、完熟する前に収穫を行います。また、皮が剥きやすく、みずみずしいのが特徴です。

 煮物向けやサラダ向けなど、品種によって異なるので、料理に沿ってお好みの品種を選びましょう。(表)

表:主な品種と特徴

2.圃場準備

 前作収穫後の冬場に、1aあたり完熟たい肥150kg施用し、耕耘しておきましょう。

 石灰類は、そうか病防止のため施用を控えましょう。ジャガイモ栽培の最適なpHは5.0~5.5です。

《圃場選びのポイント》

☆日当たりが良く水はけの良い圃場

☆ナス科の作物(トマト・ピーマン・ナス等)を過去2年以上栽培していない圃場(イネ科との輪作は相性◎)

3.種イモの種類

 ウイルス病による生育不良を避けるため、種イモは毎作購入しましょう。1aあたり20~25kg程度準備します。

《催芽処理》

 植え付け前の種イモは休眠状態なので、植えても直ぐには芽が出てきません。植え付け前にイモを眠りから覚まして芽を動かしてあげる事で、植え付け後の初期生育が良くなり、芽の出が悪い種イモの選別も行えます。

《浴光催芽の方法》

 定植の15~20日前に、分割前の種イモを屋外またはハウス内で、シートや新聞紙、または光が透るコンテナや箱に並べます。昼は日光に当て、夜はシート等で保温します。芽の揃いが均一になるよう、2~3回種イモの位置を入れ替えましょう。気温が30℃以上にならないよう注意し、乾きすぎた場合は水を噴霧しましょう。3~5mmの太く短い芽に仕上げます。

4.イモ切り

 種イモは1片が30g程度になるよう、大きいものは植付けの直前に切断します。切断後は日陰の涼しいところで陰干しし、切り口に治癒組織が出来るまで2~3日おきましょう。

5.植え付け

 畝は一条植えで畝幅60~70cmとし、くわで深さ15cm程度の植え溝を掘ります。溝に有機化成肥料(例:「野菜いちばん」1aあたり16kg)を施し、5cm程度土をかけましょう。その上に、株間25~30cmで種イモの切り口を下に向けて並べ、覆土をします。(図1)種イモの位置が浅いと、地温が高く出芽も早いですが、乾燥し易くなります。また、霜が降りた場合に寒さにあたり易くなります。一方深すぎると出芽が遅れ、生育の遅れを招くので注意しましょう。

図1:植付け方法

6.芽かき

 植え付け後、芽が何本か出てきたら「芽かき」を行いましょう。芽を減らすことで地上部の生育を抑え、イモの肥大を促します。芽が5~10cm程度になった頃、勢いの良い芽を2~3本残し、地際を手で押さえながら倒すようにかき取りましょう。

7.土寄せ

 ジャガイモのイモは、茎が肥大したものです。土に埋まった茎から「ストロン」と呼ばれる枝が伸び、その先端にイモが出来ます。したがって、土寄せをしっかりして茎を地中に埋めないと、イモが多くつきません。

 土寄せは2回に分けてしっかり行いましょう。1回目は芽かき時に軽く5cm程度土寄せし、2回目はつぼみが付き始めた頃、畝の高さが25cm程度になる様しっかりと行いましょう。土寄せ時に出来た溝は排水口としっかり連結させ、梅雨時に水が停滞しない様にしましょう。

8.収穫

 茎葉部が半分以上黄色く枯れた頃が、収穫の目安です。なるべく土壌が乾いた晴天日を選んで掘り出しましょう。(土壌水分が多いと腐りやすいので注意)

 収穫後はあまり積み上げない様に、風通しの良い暗所で保管しましょう。

図2.春ジャガイモの生育・作業の流れ

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