営農情報

JA倉敷かさやの営農情報をご案内いたします。

病害虫防除について

2016年2月10日 更新

マンガ

1.病気・害虫の基本的な予防

最も基本的な病害虫防除は、「病原菌や害虫が活動しにくい環境を作ること」です。

《病害虫が活動しにくい環境づくり》

○健全な苗を作る

密植を避け、日照不足を防ぎ、風通しを良くする。適期を守って播種・植付けを行う。

○圃場の環境を整える

堆肥・肥料・土壌改良資材等を使った土づくりを行い、未熟堆肥の投入や過剰な施肥(特に窒素)はやめる。溝を切る、高畝にするなどして圃場の排水を良くする。畑周辺の雑草はこまめに刈り取る。

○土壌の病害虫の密度を減らす

収穫後の残さは速やかに畑から持ち出し、焼却する。冬場には石灰をまいて畑を深く粗めに耕し、寒気にさらして病原菌や雑草の種を減らす。天地返しや土壌消毒を行う。

○病害虫との接触を遮断する

図

不織布や寒冷紗をべた掛けやトンネルがけにしたり、ネット、ホットキャップ等を活用して植物を害虫から遮断する。また土壌に存在する病原菌は、強い雨による土の跳ね上がりで作物に付着するので、下葉は早めに除去し、マルチ・稲ワラ等で被覆する。

○輪作し連作障害を防ぐ

同じ科(ナス科、ウリ科等)の連作を避け、違う野菜を植える輪作や休耕を行う。

熱を使って土壌消毒しよう!

植物病原体のほとんどは60℃以上の温度に耐えることができず、死滅するんだ!熱を使った簡単な土壌消毒法を紹介するよ!

○太陽熱消毒法

気温の高い夏場に行うよ。あらかじめ基肥を入れて畝立てをし、まとまった雨が降った後に透明のビニールで畝全体をしっかりと被覆しよう!晴天日が1〜2週間続けば、病原菌・害虫・雑草の種をある程度死滅できるよ。消毒できるのは表面5cmまで。消毒後土を耕すと効果がなくなるから要注意!

○熱水消毒法

作業は、苗を植えつける1週間前、土壌の乾いた暖かい日に行おう。基肥を入れて畝立てをしたら、植付けを行う場所に直径20cm、深さ3cm程度の穴を掘っておこう。80℃以上の熱水を穴へ注ぐことで、植穴の周りの病害虫を減らすことができるんだ!プランターや小さな畑には効果的だよ!

2.農薬の上手な使い方

初期段階で病害虫の発生を見つけて農薬を使用することが最も効果的で、薬剤の使用量も少なくて済みます。農薬を使用する場合は容器に書かれている内容をよく読み、正しく使用しましょう。どの農薬を使用したらよいかわからない場合は、お近くのJAへご相談を!作物の症状・害虫にあった薬剤を使用しましょう。

《農薬の薄め方》

(使用する直前に行う)

  1. 散布する量から希釈倍率に従い、薬量を測る。
  2. 少ない水で薬剤をよく溶かす。
  3. すべての水と2をよく混ぜる。
図

《散布時の注意点》

  • マスク、手袋、防護服等を着用して、薬剤から体を保護する。
  • 薬剤散布の時間帯は、風が少なく周りに飛散しにくい早朝が効果的。昼間散布すると季節によっては葉が焼けたり、夕方散布すると薬剤が乾かず展着しにくいので注意。
  • 薬剤がかからない様、後ずさりするように散布する。風向きを見てまく方向を変える。
  • 病気は下葉や葉の裏から侵入し易いため、散布は噴霧口を上向きにし、下から上に向かってまく。
    図
  • 図
    水滴がしたたり落ちるほどまきすぎず、細かい霧が葉の全面にまんべんなくかかるようにする。害虫のいるところを集中的に散布する。
  • ネギ、キャベツ、ブロッコリーの仲間などは葉が水を弾きやすいため、展着剤を加える。
  • 使用後の薬剤はきちんとフタをし、子供の手の届かない、乾燥した冷暗所に保管する。

農薬を使わない予防法

病害虫の種類によっては、農薬を使わずに防除ができるものがあるんだ。その一部を紹介するよ!

○シルバーマルチでアブラムシ予防

アブラムシはウイルス病の伝播をする厄介な害虫。このアブラムシは光るものを嫌うため、銀白色のマルチをしたり反射性のテープを張ったりするとアブラムシの飛来を防ぐことができるよ!

○イネ科作物の間作

ムギやトウモロコシなどの背丈の高いイネ科作物を野菜の間に植えることで、害虫の飛来を防ぐ壁の役割をするんだ。防風対策としても有効だよ!

○花きでセンチュウ対策

多くの野菜で根に寄生して生育を悪くする「センチュウ」。このセンチュウに対する対抗性植物として、ネグサレセンチュウ対策にはマリーゴールド、ネコブセンチュウ対策にはクロラタリア(コブトリソウ)を野菜植付け前に栽培すると、被害が軽減できるといわれているんだ!

ページの先頭へ