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肥料の基礎知識

2019年8月09日 更新

 厳しい暑さが続きますが、秋播き野菜についても準備を始める時期になりますね。今月は「肥料」についてお話します。

1.肥料とは

 「肥料」とは、作物の生長に必要な養分を供給するものです。

 作物が育つには様々な養分が必要で、主に必要なものから順に「3要素」、「中量要素」、「微量要素」と呼ばれます。

 野菜によって必要な養分は異なり、多ければよく育つというものではありません。必要な時期に適切な量を施すことが施肥のポイントです。それぞれの役割を紹介するので、参考にして下さい(表1)。

表1.肥料の各要素とその働き

2.肥料の種類

 肥料には大きく分けて「化学肥料」と「有機質肥料」の2種類があります。

 化学肥料は肥効が早く、各要素の成分量がはっきりしていて使いやすいのがメリットです。有機質肥料はゆっくりと効き、土を豊にします。化学肥料ばかりだと土が固くなり、有機質肥料は成分が一定ではなく調整が難しいので、それぞれを組み合わせて使うのが効果的。主な種類とその特性を参考にし、それぞれを組み合わせて使用しましょう(表2)。

表2.肥料の種類とその特性

3.肥料の使い方

 肥料には元肥と追肥の二つの使い方があり、それぞれの量は作物によって異なります。作物にあった施肥を心がけましょう(表3)。

《施肥のポイント》

  • 〇砂地の圃場では、肥料の保ちが悪く障害が出やすいので、一度に施用する量を少なめにし、追肥の回数を多めにしましょう。
  • 〇土壌が乾いていると肥料を吸収し難く根を痛めやすいので、十分に湿らせてから施しましょう。
  • 〇追肥は、茎葉が広がった先端の真下に施すようにし、徐々に株から離していきましょう。
表3.野菜のタイプ別 肥料の効かせ方

4.土壌改良資材の活用

 作物がよく育つためには、保水性・排水性・通気性の良い土づくりをし、作物が根をしっかり伸ばし水分と養分を吸収できるようにする事が大切です。土壌改良資材を活用し、改善に役立てましょう(表4)。

 これらの資材には、肥料成分はほとんど含まれていないので、堆肥・化成肥料と併用して施用しましょう。

表4.主な土壌改善資材とその効果

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